2019.11.22 Friday
【一生ものファブリック】ウールってどんな素材?

ファブリックの生地はコットンやリネンなどの天然素材のものから、アクリル、ポリエステルといった化学繊維を主とした素材など色々ありますが、FILEではお客様がソファや椅子などにファブリックの生地を選ばれる時は「ウール」素材をおすすめしています。
ファブリックの生地は色も豊富で温かみがあり、身体を優しく支えてくれる質感も良いですよね。でも、いざ家具の生地に選ぶとなると「ファブリックは汚れやお手入れが大変そう・・」と躊躇する方も多いと思います。
そんな方にこそウールをおすすめしたい理由を今回はお話ししたいと思います。
≪汚れがつきにくい≫
ウールは羊からとれる天然繊維で、耐久性が高く汚れにくい特徴があります。繊維に天然の油分を含んでおり表面で水分をはじく性質があるので、何かこぼしてしまった時も水を含んだタオルで軽くたたけば、汚れが中に浸透する前に表面でとどまってくれます。ウールは天然素材の中でも、もっとも汚れにくいファブリックなので、お子さまがいるおうちでも安心して使うことができます。
≪お手入れが楽ちん≫
ウール素材は汚れがつきにくいため、日常的なお手入れは表面のホコリなどを掃除機で吸うだけでOKです。ホコリは摩擦によって毛玉を発生させる原因にもなるので、部屋の掃除の時には忘れずにソファにも掃除機をかけましょう。
≪においがつきにくい≫
ウールにはにおいの発生を抑えて、無臭化してくれる働きがあります。ラノリンというウールに含まれる油分が、バクテリアの増殖を抑え、においの原因を抑制してくれます。ペットと暮らしている方は特にファブリックの生地ににおいが染みついたりする心配があると思いますが、ウールなら安心ですね。

ウール素材の良さはまだまだありますが、これだけでも最初のイメージと違う印象をもたれたのではないでしょうか?
FILEでは、ウール素材のファブリックの中でも、デンマークの最高峰のファブリックブランド「Kvadrat(クヴァドラ)」を使用しています。フリッツハンセン社をはじめとする北欧の一流家具メーカーも採用する品質の高さと美しいカラーリングで、家具にした時の仕上がりは見ているだけでワクワクさせられます。
ウールは長年経ってもヘタることはなく、むしろ使うほどに快適に美しく育っていきます。家具経年変化と共に一生ものファブリックとしてウールを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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田園調布、京都店のスタッフが日々の情報を発信します。